YouTubeチャンネル「警察官ゆりのアメリカ生活」を通じて、ロサンゼルスで活躍する日本人女性警察官の存在を知った方も多いのではないでしょうか。
彼女の本名は永田有理(ながたゆり)さん。シングルマザーという立場で、同期最年長として非常に厳しい警察学校の訓練を乗り越え、ロサンゼルス空港警察(LAXPD)の最前線で長年活躍してきました(現在は退職済み)。
まるで映画の主人公のような波乱万丈な生き方に、衝撃を受けた人も少なくないはずです。
本記事では、そんなゆりさんの基本プロフィールをはじめ、渡米のきっかけや現在の家族の様子、警察官を辞めることになった背景、さらには次なる夢へ向かって歩み続ける最新の活動状況まで、詳しく掘り下げてご紹介します。
元LA空港警察官・ゆり(永田有理)の基本プロフィールを総まとめ
本名や年齢、出身地などの基本情報をチェック
まずは基本的な情報から確認していきましょう。「警察官ゆり」として親しまれていますが、本名は永田有理(ながたゆり)さんです。
詳細なプロフィールを以下の表に整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 永田有理(ながたゆり) |
| 現在の年齢 | 45歳(2026年3月現在) |
| 誕生年月 | 1980年11月 |
| 身長 | 152cm |
| 出身地 | 東京都世田谷区 |
| 元職 | 元ロサンゼルス空港警察(LAXPD)警察官 |
| 国籍 | アメリカ合衆国(市民権取得) |
1980年11月に東京都世田谷区で誕生したゆりさんは、会社員の父と専業主婦の母、そして3歳上の姉という一般的な家庭環境で育ちました。
学生時代にはアトピー性皮膚炎が原因でいじめに遭うなど、つらい時期もあったと明かしています。しかし、そうした困難な経験が、後の人生を力強く生き抜くための原動力になったのかもしれません。
実は小柄な体型?身長や体重について
ゆりさんの身長は152cmと公表されています。
一方で体重についてはこれまで一切公開されておらず、各種インタビューやSNSでも言及がないため詳細は不明です。
映像や画像を見る限り、細身で小柄な印象を受けます。しかし、警察の制服を身にまとった立ち姿は堂々としており、体格の小ささを微塵も感じさせないほどのオーラがあります。
LAXPDの入局試験ではハードな体力測定が課されます。152cmという小柄な体格でありながらその壁を打ち破った事実からは、彼女の計り知れない努力の跡がうかがえます。
アメリカ市民権の取得と、日本国籍放棄への覚悟
彼女がアメリカの市民権を取得した背景には、「ロサンゼルスで警察官になるための必須条件が市民権の保有(または永住権の保持と市民権の申請)だったから」という明確な理由があります。
当時のルール上、日本の国籍を持ったまま採用される道はほぼ閉ざされていました。そのため彼女は、母国の国籍を手放してアメリカ市民になるという大きな決断を下します。
日本国籍は一度放棄すると再取得が非常に困難です。その大きなリスクを背負ってでも「絶対に警察官になる」という揺るぎない熱意が、彼女の背中を後押ししたのでしょう。
渡米からLAXPD合格まで!警察官ゆりのドラマチックな半生
夢はプロダンサー。18歳で決意した単身アメリカ留学
1998年、18歳だったゆりさんは単身でアメリカへ渡ります。
当時は国内の大学へ進む気になれず、中学時代の苦い記憶もあって「今いる環境から抜け出したい」と強く願っていたそうです。
そんな時、両親からアメリカ留学を勧められたことがきっかけとなり、ロサンゼルス行きを決意しました。
現地で語学学校を経て大学へ進み、特技のダンスを活かしてブロードウェイのダンサーになるという夢を追いかけていました。日々ダンスのレッスンに打ち込んでいた姿からは、当時の本気度がひしひしと伝わってきます。
プロダンサーを目指して渡米した少女が、後に警察官としてロスで活躍するとは、人生の展開は本当に予測がつかないものです。
無職のシングルマザーからの再起と、警察官を目指した理由
その後、現地で結婚したものの離婚という結末を迎えました。
元夫との間に誕生した2人の子どもを引き取り、ロサンゼルスで無職のシングルマザーとして再出発することになります。
言葉の壁がある異国で、たった一人で育児と仕事を両立させる日々は、並大抵の苦労ではなかったでしょう。それでも決して諦めることなく、いくつもの仕事を掛け持ちして必死に生活を支えました。
そんな過酷な日々を送るうちに、「誰かの役に立つ仕事に就きたい」「自分だからこそできる役割があるはずだ」と強く考えるようになり、LAXPDの採用試験に挑むことを決意します。
「何かに全力で挑戦する母親の背中」を我が子に見せたいという親心も、彼女の大きな原動力になっていたに違いありません。
34歳、クラス最年長での挑戦。過酷を極めた警察学校時代
LAPDの筆記試験に挑むも、実は3度も落選するという苦節を味わっています。
しかし彼女はそこで折れることなく、3度目の不合格を機に退職して勉強一本に専念し、ついに合格を果たしました。
また、警察官の要件である「アメリカの高校卒業資格」を満たすため、33歳でGED(米国の高卒認定試験)を取得するほどの徹底ぶりです。
そして2014年、34歳というクラス最年長の年齢でLAPDアカデミー(警察学校)に入校しました。
約半年間のプログラムは、早朝5時からの軍隊さながらの訓練など、肉体も精神も限界まで削られる壮絶な内容でした。実際、同期60人のうち無事に卒業証書を手にしたのはわずか18人だけというすさまじい厳しさです。
この狭き門を見事くぐり抜け、2015年4月にロサンゼルス空港警察(LAXPD)への正式配属を勝ち取りました。
「34歳のシングルマザーが最年長で警察官になった」という前例のない経歴は、当時多くのメディアで報じられ注目を集めました。
再婚して5人家族に!現在の夫と3人の子どもたち
新たな伴侶はミュージシャンの永田雄飛さん
現在、ゆりさんは宮城県出身でミュージシャンとして活動する永田雄飛さんと再婚し、新たな人生のスタートを切っています。
2023年8月に婚約を発表し、翌2024年1月に無事ゴールインを果たしました。
年下にあたる雄飛さんとは、互いの生き方をリスペクトし合える素晴らしいパートナーシップを築いているそうです。
結婚式には「リーゼント刑事」として知られる元上司の佐々木真二郎さんも参列し、自身のInstagramを通じてお祝いのメッセージを寄せていました。
具体的な出会いのきっかけなどは明かされていませんが、ゆりさんのSNS上で見られる笑顔あふれる家族写真からは、愛情に満ちた和やかな家庭の雰囲気が伝わってきます。
43歳での出産も!3人の子どもたちと賑やかな日常
現在のゆりさんは、3人の子どもを育てるお母さんでもあります。
- 長男:21歳(2025年現在)
- 長女:18歳(2025年現在)
- 第3子:2024年4月22日誕生(雄飛さんとの子ども)
上の2人は元夫との間に生まれたお子さんですが、雄飛さんとの再婚後、43歳という年齢で第3子を出産されました。
「アラフォーでの子育ては体力的にきつい部分もあるが、この上なく幸せ」と語る通り、SNSで公開される5人家族の姿は活気に満ちており、とても楽しそうです。
LAXPDを退職した真相。勤務中の大怪我と苦渋の決断
容疑者逮捕時の負傷と、無念のドクターストップ
エネルギッシュで明るいイメージの強いゆりさんですが、警察を去ることになった理由はあまりにも過酷なものでした。
2023年、職務中に薬物中毒の容疑者を確保しようとした際、激しく突き飛ばされて腰を強く打ち、重傷を負ってしまったのです。
現場復帰を目指して手術とリハビリに取り組んでいましたが、医師から「重装備を着用する警察官としての勤務継続は医学的に不可能」と非情な宣告を受けてしまいます。さらに、再手術を要する状態であることも判明しました。
約10年もの間、現場の第一線で戦い続けてきた彼女にとって、この診断結果は受け入れがたいほど辛いものだったはずです。それでも、自身の体調や家族との未来を深く考え抜いた上で、ついに身を引く覚悟を決めました。
障害年金の承認と、清々しい退職の報告
2025年4月20日、ゆりさんはX(旧Twitter)上で「多分、近々退職することになると思う」と自身の進退について触れました。
その後、ロサンゼルス市の退職年金制度(LACERS)において、2022年11月6日付の公務起因の障害年金申請が審査され、2025年9月23日に無事承認が下りました。
そして同年12月15日、Instagramを通じて「警察署を退職しました」と正式に公表。
「2014年の警察学校入学から始まり、LAXPDで過ごした約10年間は本当にあっという間で、最高の日々でした!!」と綴り、長きにわたる警察官人生にピリオドを打ちました。
志半ばで去る悔しさもあったはずですが、「最高でした」と明るく振り返る姿勢に、ゆりさん本来の芯の強さと前向きさが滲み出ています。
退職後の活動と新たな夢。弁護士を目指す現在のゆりさん
人身売買問題に取り組むNPO法人「LOVE SPECTRUM」
ゆりさんは現職警察官だった2021年に、NPO法人「LOVE SPECTRUM(ラブスペクトラム)」を立ち上げました。
人身売買問題は日本ではあまり実感が湧きにくいかもしれませんが、世界的にも非常に深刻な犯罪です。
現場で目の当たりにしてきたリアルな惨状を、今度は法律や啓蒙活動の面から社会へ訴えかけること。弱い立場に置かれた人々を救いたいという彼女の信念は、制服を脱いだ今も色褪せていません。
日本国内(東京)でもチャリティーイベントを主催しており、私たち日本人も支援に関われる取り組みとして関心を集めています。
次なるステージは法曹界。弁護士資格取得への意気込み
警察官を引退したゆりさんが、いま新たな目標として定めているのが弁護士資格の取得です。
数え切れないほどの事件現場に対峙してきたからこそ、「今度は法律を武器にして、もっと多くの人を助けたい」と考えるようになったといいます。とりわけ彼女が救いの手を差し伸べたいと願うのは、犯罪被害者や移民、自身も経験したシングルマザーなど、社会的弱者とされる人々です。
「元ロサンゼルス警察官の弁護士」という唯一無二の強みを活かし、法廷でも声なき声を代弁する。そんな強い使命感を胸に、現在は法律の勉強に励んでいます。
まだ資格取得の途上ではあるものの、34歳で過酷な警察学校を突破した彼女のバイタリティがあれば、この大きな壁も越えてくれるだろうと期待せずにはいられません。
登録者35万人超!YouTubeやSNSでの精力的な発信
ゆりさんは、自身のYouTubeチャンネル「Unfiltered01 | 元米国警察官 永田有理」(旧称「警察官ゆりのアメリカ生活」)を通じた発信活動も精力的です。
現在のチャンネル登録者数は35万人(2025年時点)を突破しており、幅広い層から支持されています。
扱うテーマは、世界情勢や環境問題、人身売買の闇など多岐にわたり、元警察官ならではのリアルな視点が盛り込まれた見応えのある内容ばかりです。
さらに、X(旧Twitter)やInstagramでも日常の風景や時事問題について投稿を重ねており、視聴者やフォロワーとの繋がりを大事にする姿勢も愛される理由のひとつです。
また、「ライフアカデミー」と題した個人サイトも立ち上げており、アメリカでのリアルな生活情報や自己啓発(マインドセット)に関する充実したコンテンツも提供しています。
まとめ
元LA空港警察官・ゆり(永田有理)さんの経歴やプロフィールを辿ると、まるでドラマのような凄まじい軌跡に圧倒されるばかりです。
- 本名:永田有理(1980年生まれ・東京都世田谷区出身・身長152cm)
- 18歳で渡米。ダンサー志望から結婚・離婚を経験しシングルマザーへ
- 筆記試験に3度落ちるも、34歳のクラス最年長でLAPDアカデミー(警察学校)を見事卒業
- 2024年に永田雄飛さんと再婚。現在は3人の子どもを育てる5人家族
- 2023年の勤務中に重傷を負って無念の引退。2025年に障害年金が正式に承認
- 現在はNPO法人「LOVE SPECTRUM」を運営しつつ、弁護士資格の取得に向けて猛勉強中
どんなに大きな壁にぶつかっても、不屈の精神で自らの人生を切り拓いてきたゆりさん。その生き様は、知る人に大きな勇気とポジティブなパワーを与えてくれます。
「法曹界」という新たな夢に向かって突き進む彼女の今後の活躍を、引き続き応援していきたいですね。

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